Now Loading...
モバイル赤道儀 HOMEK's Report ≫ WO-Star71を試す(後)

K's Report!

このコーナーは、開発メンバーの知人の知人である「青年K」がモバイル赤道儀のテストを依頼され、その活用方法を探るべく展開した(時に無謀な)試行錯誤を記録したものです。これはあくまで青年Kの個人的な意見・感想ですのでご了承下さい。

TP-2編その9

新鏡筒・ウィリアムオプティクスWO-Star71を試す(後編)

前編からの続き。

まずはひと晩目。

初秋の夜はかなり長くなり、有名で撮り応えのある天体がごろごろ。まだ冷え込みもそれほどでなく、乾燥した空気と相まって天体写真撮影には絶好の季節。とある峠の一角で撮影することにした。

スタイルは「TP-2」による天体自動追尾撮影。ロータリースイッチの駆動モードはもちろん「STAR」。付属のDovetail Stageからオプションの「パンベースクランプユニット」に換装したTP-2に、ジンバルフォーク雲台を取り付けるため、長めのアルカスイスプレートを装着。接眼部寄りでバランスがピッタリ合った。

全長が短いので、取り回しもラク!重量モーメント的にも有利だ。
ただ、ジンバルのアームは望遠鏡を搭載するには少し短いので死角はやっぱりある。だけど実戦派としては撮れるモノを全部撮ってから、その後のことを考えよう。

例のごとく、「TP-2」の組み立ては簡便かつ容易。
ジッツオの中型三脚に微動レベラー「Dish-2」を装着。今回からはここもアルカスイス規格での接続とした。強度的にも問題無い。今はほとんどの接続をアルカスイス規格で行なっているけど、便利この上無い。どんどん時間と手間を省力化出来るね。省力化はそのまま撮影機会の増加に結び付いていると思う。

電源は当然USB電源。
容量あるからバッテリー切れの心配は皆無。おまけに普段はスマホやタブレットの充電にも使えるしね。大容量のものは出力も最近は大抵2つある。ひとつは「TP-2」へ、もうひとつは露除けヒーターへ。コイツのお陰でその辺の取り回しもずいぶんとラクになったもんだ。

西に傾きかけた天体から順々に撮影。「TP-2」の調子を見つつ露出時間を決定。今回は3分くらいまでなら大丈夫そうだ。感度をISO2000にして撮影スタート!

バンビの首飾り領域

「M8&M20領域」「バンビの首飾り領域」「北アメリカ星雲」などを、それぞれ90分程度をかけて撮影。途中、ゆったり空を見上げたり、夜食を食したり、うたた寝したり…。俺にとってはこのくらいのペースが、撮影を長く・楽しく続けられる要因になっている気がする。

M8&20領域

フルサイズ周辺まで星像は気持ちよいシャープさ。だが、見どころはズバリ「周辺減光」。周辺まで落ち込みが非常に少ない。

北アメリカ星雲

掲載した画像は一切、周辺減光の補整を行なっていないことに注目されたし!これならモザイク作品でも相当労力を減らせるのではないか?

新たな「TP-2」ライクな機材の発掘。どうやら成功したようだ!

お次は、ちょっと機材を変更して撮影したものを報告したいと思うので、乞うご期待!

先頭に戻る