K's Report!
このコーナーは、開発メンバーの知人の知人である「青年K」がモバイル赤道儀のテストを依頼され、その活用方法を探るべく展開した(時に無謀な)試行錯誤を記録したものです。これはあくまで青年Kの個人的な意見・感想ですのでご了承下さい。
2012年オーストラリア・ケアンズ皆既日食の旅
Part1・旅程計画編
Prologue
2009年の中国・武漢の皆既日食から時を経ること2年とちょっと。我々、天文ファンのオリンピックとも言うべき、皆既日食の機会が訪れた。
もちろん世界地理的に見れば、皆既日食は毎年どこかしらで起こっている。が、実際に行ける場所と考えると、時間的・距離的にチャンスは少ない。
今回の皆既日食はオーストラリアのケアンズ周辺で見られる。皆既継続時間は約2分間、皆既中の太陽高度は約15度と、観測条件は良くないけど、やっぱりそこは皆既だからねぇ。今夏の金環日食とは、もたらす感動の度合いが桁違いってもんだ。
今回のコラムは、テスト記事と言うより、やや紀行文みたいになるけど、ご容赦くださいませ。
Are You Ready?
というわけで、今回の日食の準備は6ヶ月前、ゴールデンウィーク後すぐに始めることに。治安が良く、車が左側通行、以前にも訪れたことのあるオーストラリアということで、自前でツアーを組むこととした。
空港からレンタカーを借り、オーストラリアの大地を疾走する。自由度が高い旅行はストレスフリーである。言葉も何とかなるしね。
まずは日程の決定。スリリングな皆既日食には、スリリングな日程が良く似合う(笑)…と勝手に思っている。あくまで個人的~。
各航空会社の往復のフライトスケジュールを確認する。
スリリングな日程につき、直行便限定とする。なので選択肢は多くない。が、逆に決め易い。
結果、12日夜出発、14日夜帰着の便に決定。1泊3日の弾丸!
現地滞在はたった30時間~。その中で、夜の星空撮影から、翌朝の皆既日食まで、全てを満喫する!これが今回の目標。
宿泊は最悪の天候に備えて現地にホテルは確保するが、晴れれば日程的に実際は使わない(使えない)だろう。となると、実際は0泊3日になるなぁ…。でも、これはこれで充実した時間を過ごせそうだ。
同行のメンツを募ったところ、2名が手を挙げた。
一人目はワーカホリックのM君。仕事がホントにデキルので、時間を最大限に活用して生きている。こんなときこそは晴れてもらいたいね。
もう一人はE・EのS君。「ECLIPSE EATER」である彼は日食以外の目的で海外旅行はしない。しかも写真は撮らない、ある意味硬派なヤツ。
そして星バカのオレ。つまり3バカで3日間の行程。愉しい旅になるコト確定!
メンツが決まったので、レンタカーの手配。
仮眠に備えたミニバンと小回りの効くセダンの2台を予約。3人で2台。このくらいキャパシティに余裕があると、様々な場面で有効な使い方が出来るはず。
そしてこのレンタカーの手配をはじめ、ビザの取得、当面のオーストラリアドルへの換金などなど…今は自宅PCの前で出来るんだもんねぇ、便利になったもんだ。